駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

このプレイを聴いて欲しいんだ13選 vol.001 -ドラマー編-

ドラムスという楽器には、並々ならぬ思い入れがある。自分がプレイしていた経験もあるので自然に大好きな楽器になっているのだけど、こんなにハマった行為はわたしの人生においてそうそうない。まあ、音楽を聴くという行為よりは少しだけ低いレベルかもしれないかな。でもつまり2番目くらいに好きな行為が、ドラムをプレイするというコトなのね。

好きな楽器には違いないのだけど、実はさほど上手くはない、残念ながら。本当に残念。ただ、音楽を聴く時、意識はいつもリズムにフォーカスしていて、どんな曲でも打楽器がアンサンブルに組み込まれている限り、「1番聞こえて」いる。これは聞こえる音を無意識に選り分けて打楽器の音を抽出し、そのプレイしている様をイメージしながら聴いているからなんだよね。わたしに限らず楽器をプレイされる方は、概ねそんな感じじゃないかと思う。

そんなわたしが音楽を聴いている時は、もちろんドラムばかりを聴きがちで、好みの解像度もドラムに関する内容だけ異常に高い。そこでわたしは、自分の好みをベースにオススメしたいドラム・プレイを選んでみようと思う。理屈も幾分含まれるとは思うけど、基本的に単なる好みで語るつもりなので、その辺りご理解のほどよろしくね。さ、いってみよう。

01.Get The Funk Out/ EXTREM

最初はこの曲。タイトなプレイがとにかく気持ちいいでしょ。EXTREAMはとにかくギターのヌーノがズバ抜けすぎた才能を発揮していたから、他パートが話題になりにくい。ヴォーカルのゲイリーなんて、後のVAN HALENに加入する程なんだけどね(ま、たった1枚で脱退しちゃったけどさ)。しかし、ベースのパットとドラムのポールのコンビネーションは、このバンドの個性を支える重要な要素だったと思うんだ。シンプルだけどグルーヴィなプレイがニクい。

02.Bicycle Race / QUEEN

今更QUEENて。とかいわないで。ロジャーのドラム・プレイは、とにかくハイハットの使い方が大好き。スネアのヒットの瞬間に合わせて、ハイハットをハーフ・オープンさせアクセントを生み出すのが彼の手癖で、一時わたしはこのプレイを臆面もなく真似しまくっていた。そして密かにプレイを複雑化させるコトに楽しみを見出す、痛いプレイヤだったわけ。ハイハットに意識を集中して聴いてね。

03.Kill The Guy With The Ball / STEVE VAI

暴れ方。もうこの言葉しか思いつかない。恐ろしいのは、このインプロヴィゼーション満開の曲が、全てオンタイムであるコト。もうワケわかんない領域だ。ヴァイは固定的なバンドをあまり持たない。このアルバムでは、あのディーン・カストロノヴォが複数曲で叩いている。この人、歌わせても超上手いんだよね。今は、REVOLUTION SAINTSやTHE DEAD DAISIESで彼のプレイを聴くコトができる、あ、もちろん彼が参加した作品はどれもしっかりおいかけてます、わたし。どの作品でもいい仕事するんだよなー。

04.Hooligans Holiday / Mötley Crüe

金物の使い方が最高。トミー・リーのドラム・プレイで1曲選ぶとしたら、ものすごく迷うところなんだけど、音で言えばこの最も人気のないアルバムが最高だと思うんだよね。以前紹介した曲だけど最高だからまた紹介しちゃった。サウンド・プロデュース面でいえば、生々しいアタック音が硬質なイメージをブーストしていて、超カッコいいでしょ。この曲は、ヴォーカルとドラムが最高、以上。

05.Shine On / PRIDE & GLORY

3ピース・バンドはプレイヤーの力量がモロに露出する。余分なコトができないというコトは、常にベストが求められるというコト。選びぬかれたフレーズと、インプロヴァイズのセンスが必須で、ミュージシャンが正にアートを生みだすのは、リアルタイムに変化するヴァイヴをこんな風に「プレイできちゃった時」だと思う。この曲、LIVEでも凄まじいから、気になったらyoutubeで検索ね。4:20あたりから展開するインプロ・パートの暴れ方が最高。

06.Suck My Kiss / RED HOT CHILI PEPPERS

ハネ方がね、もうね。彼らがメタルか否かはもうこの際どっちでもイイ。彼らのアルバムはこの頃が頂点だったんじゃないかなって思う。ま好みの話だろうけど、一番ギラギラしていて一番危険な香りがしていたように思うし、それが最高にカッコよかった。チャドとフリーのプレイは、もう化学反応としかいいようがないと思うんだ。この曲はトリッキーな印象だけど、構成はかなりシンプル。コレでいいの?ってくらい空間が広い。異常なグルーヴが絡みついている感じ。

07.Welcome To The Jungle / GUNS N' ROSES

この1stアルバムのせいで、わたしはカウベル病を発症してしまった、といっても過言ではない。とにかくアルバム全編にわたって、カウベルが効果的にカッコいい形で使われていた。スティーヴン・アドラーは残念ながらこのバンドに永く在籍するコトはなかったけど、このアルバムでドラムをプレイした功績だけで、もう死ぬまで遊んでいて欲しい。彼のプレイで好きなのは、4/4オンタイムでありながらほんのりハネているところ。8ビートを真似するだけでも大変だったな、あ、ちゃんとコピーできてたかわからないけどね。今聴いてもしびれるプレイ。

08.Erotomania / DREAM THEATER

このバンドのせいで、わたしは変拍子病を発症してしまった、といっても過言ではない。とにかく、マイク・ポートノイにあこがれていた時期がわたしにはあった。プレイが最高なうえにナイスガイの父親でもある彼は、残念ながら既にバンドを去っている。マイクが脱退したコトでわたしは、このバンドに対する興味を完全に失ってしまった。この曲は下手なりに頑張って、完コピしたんだよ。2ヶ月くらい毎日何回も聴きまくったものだったな(遠い目)。かなり展開が目まぐるしいインスト・ナンバーで、1曲の中に5曲分くらいのアイデアが詰まってる感じ。フィル・インは大胆でありながら繊細、変拍子であるコトさえつい忘れるような、流麗なプレイが絶品だと思う。

09.Angel Of Death / SLAYER

一応いっておくと、SLAYERを外してメタル・ドラムは語れないんだよね。結成メンバーでもあるデイヴ・ロンバードのドラム・プレイは超個性的だ。手数、足数がとんでもないのはまあ一聴してわかるところで、タム回しやスネアのシングル・ストロークが独特のアクセント感で、一言でいうと「ドタバタ感」がある。こう書くとまるで下手だといってるように感じるかもしれないね、でもそうではないの。ここまでタイトなプレイだからこそ可能な、「トリッキーな休符を駆使するコト」で表現できる高等テクニックなんだな。またデイヴのプレイの個性的な部分は、ライド・シンバルの使い方じゃないかなと思う。とにかく速いし粒立ちが異常に良いんだ。色褪せない、アーティスティックなプレイだと思う。

10.Violent Grooves / INFECTIOUS GROOVES

その昔、「ファンク・メタル」という言葉が存在していた。SUICAIDAL TENDENCIESのサブ・プロジェクト的存在だった、通称「インフェク」は、正にファンクとメタルの融合を体現していたと思う。この頃はまさか、ロバート・トゥルージロがOZZY OSBOURNE BANDでプレイしたりMETALLICAに加入したりするなんて、想像もしていなかったな、今思えば。わたしとしては、通称「スーサイダル」よりも、「インフェク」のほうが断然好きで、全力で馬鹿プレイ(全面的に褒め言葉)するそのスタイルに憧れていた。冗談みたいなフレーズをラウドなサウンドで、かつ超ノリノリでプレイする姿、マインドは、超クールだと今でも思う。「細かいリズムの装飾はありつつも大きな4ビートのノリを出す」っていう練習はこの曲だったな。

11.Four Sticks / LED ZEPPELIN

白状するけどわたしは、ボンゾが大好きだ。わからない人はスルーでいいよ。とにかくボンゾにハマってからは、今までずっと大好きで、毎年彼の命日が来る度に、彼がもうこの世に居ないコトを嘆き悲しんでいる。ZEPの名盤4thに収録されたこの曲は、永らくどうやってドラムをプレイしているのか、何度聴いてもわたしにはわからなかった。下手なりにコピーしたりもしていたのだけど、どうやってもこうならないんだよね。ハイハットを8でキープしながら、タムを回しているだけなのに。あとで知ったところによると、左右の手に二本ずつのスティックを持ってプレイしてるんだそうだ。時々カチカチなっているのは、スティック同士が当たって鳴っているんだね。曲名はなんともふざけてる。でもこのノリは最高だと思うんだ。

12.Stargazer / RAINBOW

古典にしてメタル・ドラマーの頂点、コージー・パウエルのプレイを紹介しないワケにはいかないんだな。イントロを聴くだけでハートを鷲掴みにされる。曲は名曲中の名曲なので、もしも、万が一知らないあなたはこの機会に是非RAINBOWを、とっくりと聴いて欲しい。サウンドこそ古さを感じてしまうかもしれないけど、普遍的なハード・ロックの原型が正にこのバンドだからね。コージーは多くのミュージシャンに影響を与えた、伝説的プレイヤーだ。因みに彼は、レギュラー・グリップなんだよね。最近はメタル界隈でとんと見なくなったけど。ツーバスのドタドタ感も最高じゃんね。

13.People = Shit / SLIPKNOT

最後はこれにしよううんそうしよう。歴史的名盤である2nd「IOWA」のリーダー・トラックね。ジョーイのドラムもまた、個性的すぎて一聴して彼だとわかる人も多いんじゃないかな。ヌケの良いピッコロ・スネアかな、たぶん。全体的に音の壁の中でもぽっかり穴が空いたような空間を陣取ったリズム・サウンドが、彼らの特徴。パーカッショニストがあと2人もいるんだから、試行錯誤した結果到達した方法論だったんだろうな、と想像する。軽々しくプレイしてくれちゃうから、なんだか簡単なプレイに聴こえるけど、勘違いしないで。こんなプレイをフルのLIVEでガッツリ再現できる人類は、世界中探してもそんなにたくさんいないからね。重たいのに軽快、という嘘みたいなサウンドだと思う。個性の塊だな。

最後にヒトコト

あっという間に13曲。まだまだあるよー。いい足りてないよー。期待されるかわかんないけど、待て次回。

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