駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

John The Fisherman / PRIMUS 1990年代の変態音楽

Frizzle Fry

本ブログでは「変態音楽」と称して、最高級の賛辞を呈してきた。わたしは変態という概念に対してリスペクトするタイプなんだよね。なんでも「変」でありさえすればOKといった単純な話ではもちろん、ない。「変」という状態(定義の仕方はまあ色々でしょうけども)を採用していながらトータル・コンセプトやクオリティがずば抜けて高い状態に到達した結果、とんでもない個性や芸術性(←)を表現しているアーティストに、強いあこがれと畏怖の念を覚えるわけ。そう、畏怖とか恐怖という感覚の方が近いかもしれないな。

わたしが自分の記憶の中で「変態音楽」を認識し素敵だと感じる事が出来た一番最初はなんだっけと考えてみたら、PRIMUSだったかもなって思ったんだ。ご存じかな、彼ら。1989年にインディー・デビューを果たした後、1990年にメジャーから本シングルをリリースした。彼らの音楽はとにかく個性的でジャンルで説明するのはあまり意味がない。時代的な意味合いではオルタナかなって思うけど、こんなバンド、メタルでもオルタナでもそうそういなかった印象だ。3ピースのベース・ヴォーカル、というスタイル自体は別段目新しくはない。ただ、そのプレイ内容は実に変態的だと思う。そして重要なのは、技術的な裏打ちがガッツリ存在しているっていうコトと、聴き続けるとクセになる中毒性が強烈だというコト。

当然ながら、というかどうしても聴く人を選ぶ楽曲ではあると思う。いわゆるフツーのロックやメタルではないしね。つまり聴き手のリテラシや能動性を要求するんだよね、彼らの音楽は。単なる好事家向けの地下音楽として活動していたのならまだしも、彼らは後に全米チャートにも顔をのぞかせるコトになる。作る方も作る方だけど、チャートで押し上げてしまう当時のアメリカ音楽シーンも変わっていると思う。

90年代はまだまだ紹介したい音楽がたくさんあるな。

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