駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Physical Education / ANIMALS AS LEADERS 我が世 誰ぞ 常ならむ

Joy of Motion

久しぶりの変態音楽ね。変態音楽については、以前の記事で思っているコトをしっかりかけたような気がする。変態という単語が持つある種の異常性は、必ずしも「望ましくない異常さ」とは限らない。常ならむコトを「無条件に望ましくない印象で捉える」のは、とても危険なコトかもしれないなって、わたしは思っている。HR/HMなどを長年聴いてきたわたしにとってかなり最初期に経験した「思考上の分岐点」に過ぎないが、「他者と異なるコト」に価値を見出せるか否かは、「人生の歩き方に大きく影響する差異」だと思うんだ。もちろんそれは裏返しでもあって、他者と異なるコトに対して、無条件に価値を感じてるコトもまた、危険なコトかもしれない。

シンプルにいえば「バランス感覚を持とうね」ってコト。言葉でいう程簡単ではないみたい。人は自分の考え方を一旦は正しいと考えがちだし、自分と異なる価値観を持つ人々を無意識に敵視してしまうからね。自分とは違った考え方を持つ誰かに「そんな見方もあるんだ、わたしとは違うね、もっと聴かせてよ」という気持ちで接するのは、なかなかに難しい。

かくいうわたしとて、いつもどんな時でもそんな風に思えるワケではないんだよ。でも「価値観の多様性を受け入れる」コトで思いもよらない化学変化が起こる可能性がある、って知っている。他者と自分の間に線を引いて切って捨てるコトはいつでもできる。多様性に触れ、受け入れ、自分の中で起こるかもしれない変化を楽しむというコトは、注意していなければ簡単に見過ごしてしまう。もしかしたら二度と遭遇できないかもしれない。わたしはそんな風に考えている。

何の話をしているんだお前は。

そうでした、音楽の話を書くんだった。でもあながち的外れな方向でもなくて、彼らの楽曲を聴きながらわたしは、彼が出会い共に創作し遠い海を隔てたわたしの耳にまで届いたコトについて、果てしない気持ちになりながらしみじみ噛み締めたりする。こんな特異な個性が、よくも埋もれずに世に出て来てくれたと、母親のような気分でありがたく感じる(母親の気持ちは経験ないけど)。

この曲は、彼らの曲の中では相当にキャッチーで判りやすい内容だと思う。これまでのアルバム中で最高といっていいかも知れない。それほどに「判りやすい構成」の曲。まずもって、リズムがシンプルなんだよね。といいつつ、ポリ・リズムの応酬ではあるんだけど、少なくともリズムに乗っかるコトは出来る。ドラムは4/4で進行してくれるからなんだね。弦楽器隊はいつも通り、高度なリズム感を必要とするポリリズム、変拍子を繰り出すけれど、わたしはソコがもう最高に気持ちいい。

いや、そんな面倒な話は本当はどうでもいい。

このミニマルな音世界にどっぷりと浸かり込んで、なんだかわからないけど不思議な魅力がくせになる、という感じを味わってもらいたい。

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