駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Power / HER NAME IN BLOOD 伊東四朗

POWER

日本のバンドもね、今月発表されたHER NAME IN BLOODの新作からリーダー・トラックを。一曲目にもってこいの展開だよね。圧し潰すような発声の歌は彼らの特徴の一つで、このまま低音ウネウネ系で押してくるのかなあと思ったら、サビメロで哀愁が放たれるのは、わかっていてもグっとくる。ズルいね、いい意味で。

どんなジャンル、カテゴリにおいても音楽としてサビメロがキャッチーというコトは、正義だと思うんだよね。全ての楽曲がそうあるべしとは思わないけど、わかりやすさはリスナー拡大へのシンプルな解答の一つ。これはメタル・コアだってブラック・メタルだって同じだと思う。キャッチの意味は人によってその定義が変化する。時代によっても変化するだろうし、土地によっても、かもしれない。

ただその曖昧模糊とした難題に、いくつの答えを生み出せるかがアーティスト、ミュージシャン、のテーマでもあるんじゃないかな。

彼らは色々の苦難を乗り越えて気がつけばもう10年選手だ。今作の出来栄えはかなり良いと感じた。何というか、より振り切った印象だな。イケピー(ヴォーカリスト)の歌は、グロウルやシャウトももちろんいいのだけど、中音域から高音へのあたりでじっくり歌い上げる感じが1番素敵だと思う。力強さと優しさがマーブルを描くようで胸を締め付ける。心地よい拘束感。アルバムを通して聴いてもらえれば、イケピーがしっかり歌えるヴォーカリストだってコトがよくわかると思う。

楽曲のセンスもいいセン突いてくるんだよね。

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