駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Thunderstruck / AC/DC アンガスの動きは世界遺産だと思う

Razor's Edge

どうだろ、AC/DCで一番華やかな曲ってコレだろうか。アルバムも無茶苦茶売れたしね。1990年発表の12thアルバムで、USチャート最高2位、UKチャート最高4位だって。何が凄いって、12枚ものアルバムを作ってきて、そこでまだ代表作といえる作品を生みだしてしまうそのバイタリティが異常だと思う。主にルックスが武骨なせいなのか、永らく日本では大きく評価されていない。わたしのような、HR/HM信徒には経典のような存在なんだけど、友人の間でも知らない人の方が多いと思う。世界的には世代やスタイルをまたいで多くのミュージシャンやファンに支持されているモンスター・バンドなんだけどね。

曲を聴いてもらえば判ると思うけど、複雑な構成やあからさまにテクニカルな演奏は一切含まれていない。ただひたすらにストレートでシンプルなミッド・テンンポ8ビートを繰り出す。テクニック的には難しいコトをしていないといえるんだけど、このグルーヴ感や一体感、破壊力、はそうそう作り出せないコトをわたしは知っている。というのも、昔何度もAC/DCをコピーしたコトがあったんだ、バンドで。耳コピして一旦は演奏ができあがるんだけど、どうしても「こうならない」という状況から脱出できなかった。何度も何度も繰り返しリハーサルを重ねるけど、この一体感には1mmも近づけなかった。まあ当たり前なんだけどさ。でもその経験を経てわたしは、8ビートの奥深さを知った。アクセントとバック・ショットを再認識した。

いってみればAC/DCは素材と限られた調理のみで勝負する料理のようだ。シンプルなリズムとストレートなリフは、一つまみの香辛料。ブライアンの声やアンガスのステージングは素材本来がもつ良さをむき出しで表現した結果。流行り廃りで左右されない、頑固一徹なハード・ロック親父が作る、素朴でありながらいつ迄も味が染み出る楽曲の数々を、わたしは死ぬ迄しがんでいたい。

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