駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Holy Wars...The Punishment Due / MEGADETH 黄金期のアンセム

RUST IN PEACE-REMASTERED

 MEGADETHも思えば遥々きたものだ、って思う。彼らのキャリアの中で最強布陣だったのは、このアルバムが作られた時だったんじゃないかな。デイヴ・ムステイン(vo./g)、マーティ・フリードマン(g.)デイヴ・エレフソンJr.(b.)、ニック・メンザ(drs.)ね。マーティとニックが持ち込んだ風は、MEGADETHにとって重要な化学変化をもたらしたと思う。インテレクチュアル・スラッシュなどという込み入った前置きを必要としなくなったのが、正にこの4thアルバム以降だったんじゃないかな。この曲はそんな記念すべきターニング・ポイントとなった作品のリーダー・トラックなんだよね。
印象的なリフのイントロから、MEGADETHらしい疾走感のあるインスト・パートで幕を開ける。

判りやすいのは一旦ブレイクしてテンポ・ダウンする時の、アラビア風のギター・フレーズなんかが、マーティのアイデアだそうな。明らかにそれまでのデイヴが作ってきたギター・メロディとは違った風合いで、ミス・マッチの手前ギリギリという危ういバランスが奇跡的な整合性に繋がっている、と思う。今でこそ東洋的なフレーズやアリエンタルなイメージの展開は珍しくなくなったけど、アルバム発表時の1990年では異色だった。時代はグランジ真っ盛りの裏側で、メタル史上を語る上でとっても重要な作品が世に放たれていたんだよね。

彼らの最新作は15th「Dystopia」。この15thでMEGADETHは遂にグラミー賞を獲得した。ひねくれ者のデイヴのコトだから受賞拒否とかしちゃうのかな、って思っていたのだけどめちゃくちゃ喜んでいた。観ているコッチも嬉しくなったな。MEGADETHは多難な歴史のあるバンドだから、デイヴの感慨もなんとなく理解できる気がする。良かったね、って思った。

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