駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Yesterday Is Dead And Gone / ARCH ENEMY アンジェラの集大成

ケイオス・リージョンズ

ARCH ENEMYである。今回は現フロントマンのアリッサ加入以前の歌姫、アンジェラ・ゴソウが参加した最後のアルバムからピックアップしてみた。アンジェラは4thアルバムから8thアルバムまで参加していた。そしてこの「Khaos Legions」が8thである。つまり、アンジェラにとっての集大成といえる内容になっていると思う。張り詰めた極限の緊張感の中、体内からグロウルを絞り出すアンジェラは、男達を鼓舞する戦闘の女神であるように見える。見えるがしかし、このアルバムでの彼女からは痛々しい印象を感じていた。苦しそうなそぶりはまったく見せないのに、怯えて打ち震えているかのように見えた。

集大成と表現したけど、前作、前々作から、うっすら感じ始めていた違和感というか、何か気になる感じが最も決定的に表現されてしまった作品でもあったと記憶している。つまり、アンジェラはもう限界なんじゃないかな、という懸念。

事実このアルバム発表後、アンジェラは電撃的に脱退を発表した。アンジェラ加入時には初来日公演を観に行ったし、女性メタル・シンガーとして尊敬していた彼女の脱退はとても残念な気持ちになったけど、不思議と驚きはなかった。そしてそれでいいんじゃないかなって思っていた。これは魅力が失われたという意味とは違って、彼女はやるべきコトを全てやり切ったんじゃないか、と感じていたんだと思う。

バンドの結束力は揺るぎないものに感じられていたし、サウンドの整合性はアルバム発表を重ねるたびに格段に向上していったと思う。でも。バンド内でのケミストリー発生頻度が下がっているという印象は、確かに感じていた。素晴らしいプレイヤ達の織り成す音楽世界は素晴らしいコトに変わりがないのだから、ファンというのはなんとも身勝手なものだ(わたしだけかもしれないけれど)。

アンジェラが脱退を発表した後、わたしはこのバンドはもうなくなるかもしれないなと本気で思っていたから、とても残念だった。しかしバンドはまたもや飛んでもないサプライズを引っ提げて帰ってくる。

それがかの、アリッサの起用だった。アンジェラが直接アリッサを指名したというのは比較的有名なエピソードなんだよ。アンジェラ、最後まで最高のパフォーマンスを見せてくれるな。最高。

アンジェラは2代目のヴォーカリスト。今度は初代ヴォーカリストの頃の曲を紹介してみようかな。

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