駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

うたた寝の途中 / ZIGGY 日本語がカッコいいハード・ロック

2017

2曲目紹介アーティストは2組目か、日本のベテランバンドZIGGY。前回紹介したのは初期の名曲だったんだけど、今回のは最新作からのリーダー・トラック。もうZIGGYは森重さんを全面に押し出すコトにしているんだな、っていうのが良くわかる。だってバンドメンバーを一切映さないもんね。ジャケットも彼だけだし。それだけ、森重さんのロック・アイコンとしてのカリスマ性が際立って強い、っていうコトなんだと思う。

楽曲は、彼ららしいというか森重さんらしい(?)ミッド・テンポのロックン・ロールで、もうどこにも隙がない仕上がりになっているなって思う。ピアノの使い方が、大人のロックという風合いを醸し出しているあたりがたまらない。

そして何をおいても「歌メロのキャッチーさ」の塩梅が絶妙だと思う。

誰でも1コーラス聴けば、2コーラス目からは一緒に歌えるんじゃないかな。こういう判りやすさやキャッチーさというのはとても大事で価値があると思うんだ。わたしは鑑賞するコトを目的として音楽を聴くのも楽しいし、LIVEで生音を聴きながら踊る(といえるのか)のも楽しい。大好きな曲は何度も聴いて歌詞も覚えて微妙な歌いまわしなんかも真似して自分の中で育てていくのが楽しくて嬉しい。

自分の中に入ってくる感じ、自分の中に根付いていく感じ。

でも聴きやすいとか覚えやすいとか、何より聴いてきなり歌いたくなる、踊りたくなるっていう音楽は、それだけで人の心に突き刺さる可能性が高い、んじゃないだろうか。2018年の今でもチャック・ベリーやジミ・ヘンドリックスの曲が多くのミュージシャンを始めリスナーたちの耳から消えないのは、何か不思議な力が曲に封入されているような気がしてならない。

わたしは森重さんの歌にそういう不思議な魅力を感じる。彼程「ロック・シンガー」という呼び方が似合う人は世界を見てもそうそういないんじゃないかなって本気で思うんだよね。挙動、佇まい、声、顔面、全てがある不思議な調和の元で奇跡的に成立しているような気がする。

森重さんもそれなりに年齢を重ねて、より深みというか熟成されたミュージシャンとしての味わいがにじみ出て、ずっと目が離せない存在になっている。時々聴けるかすれ具合も最高。

 

浮き草気取る 花鳥風月愛でながら

 彼の言葉使いも大好きだ(まあつまり大好きな人のコトは垢まで愛おしいと思ってしまうわたしなのでただただ褒めるコトになるんだ)。美しい日本語をどう扱うか、というのはわたしのテーマでもある。こういう歌詞をサラリとサビで歌われると、わたしは嬉しくてクラクラしてしまう。

アルバム全体を通して佳曲がズラリと並んでいるから。是非「2017」を聴いてもらいたいなって思う。

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