駄目人間逹 の Wall Of Death

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CAFO / ANIMALS AS LEADERS 3人寄れば変態の創造

Animals As Leaders

変態音楽、って呼んでいる音楽的ジャンルがある。わたしがそう呼んでいるだけなんだけど、割とHR/HM界隈では通じる言葉じゃないかな。古くはプログレッシヴ・ロックの誕生期から表面化したシーン、じゃないかなと思う。クラシック界隈でいえば、現代音楽とか前衛音楽、などといわれるケースもあるかもしれない。伝統的な音楽理論を踏襲しつつも、その構造を破壊したり再構築したりするコトで新たな音楽世界を生み出す、といういい方をすればロックは全てその精神性を持っているといえそう。でもわたしが変態音楽と呼ぶ作品群は、破壊や再構築の「程度」が違う。

「はたしてコレは音楽だろうか?」と思えるものがあるとして、それって既成概念や伝統的ルールを破壊し再構築した結果ではないと、いい切れるのか、いやいい切れないとわたしは思う。スラッシュ・メタルやグラインド・コアがシーンに登場した時にも、同じようなコトがいわれた「これは音楽なのか?」と。

今となってはスラッシュ・メタルは凄く音楽的に聴こえるし、グラインド・コアを音楽と呼ばずして何と呼ぶのかなんて議論を持ち出す人もいないんじゃないかな。音楽、とりわけロックやメタルのシーンは進化を続けて、リスナーの耳も感性も同様に成長したんだと思う。そうやって、作品を生み出すアーティストと受け手のリスナーとが相互に影響し合い芸術の世界観を拡大していくのって、とっても文化的というか人間らしくて素晴らしいなって思うんだ。ゾクゾクするような緊張感と楽しみが、そこには含まれると思う。

ANIMALS AS LEADERSの作品を初めて聴いた時、わたしはまたメタル(というのももはや野暮だけど)の世界が広がったと感じた。編成はリード・ギター×2とドラムス×1の3ピースバンドで、作品はインストのみ。ただね。もう出音そのものが強烈な個性にコーティングされてるよね。ベースがメンバーに含まれていないコトは音圧の減退に繋がっておらず、脅威の8弦ギターで2人のギタリストが、目まぐるしくリードと取り合うような感じ。全曲ギター・バトル、みたいな。

そうとはいいつつも、メイン・ライターはリーダーのトシン・アバシで、彼の音楽世界を再現しているのがこのバンドといえそうかな。彼は技術も変態的だけど、やはり音のセンスが変態的で魅力的だと思う。ギターってこういう楽器だったっけ、と感じない?

既成概念に囚われていた自分を再発見する旅が、このバンドの音楽を聴く行為といえるかもしれないよ。

ただインパクトだけを追い求めてエキセントリックなプレイをしている、とは思わないで。しっかり咀嚼して飲み込んでみて。わたし的にオススメなのは、彼らの音楽は瞑想に向いていると思うから、目を閉じてヘッドホンで外界の音をできるだけシャットアウトして、心静かにして聴いてみて欲しい。ちょっと煩いと感じる部分もあるかもしれないけれど、自分内部に気持ちをゆっくり降下させるようなイメージで、4分程の時間を使ってみて。

わたし、スピリチュアルな趣味や考え方には全然明るくないんだ。だからそういう風に考えるコトって稀なんだけど、彼らの作品はそういう気持ちにさせられるんだよね。

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