駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Victory Or Die

Bad Magic [12 inch Analog]

続けてmotörheadの曲について書こうと思う。motörhead名義のスタジオ録音作品としては最後となった2015年発表の23thアルバム「Bad Magic」のリーダー・トラックがこの曲。と、サラリと書いたけどもう色々凄い。まず23thアルバムってどういうコトよ、ってね。このバンドでレミーは40年間活動していた、ってつまり40周年記念盤なんだよね、このアルバムは。

motörhead以前はHawkwindというサイケ・ロックのバンドで活動していたというから、どんだけバイタリティあんのって話。40年の活動で23枚のアルバム、といってもこれスタジオ盤だけだからね。LIVE盤や企画盤を入れたら+11枚。実に34枚のアルバムを世に送り出したってコトになる。34/40だから、毎年か少なくとも2年に1枚は作品を発表し続けていた、ってコトだから、その凄まじさが伝わると思う。

最後のアルバムを発表した2015年末の12/28にこの世を去ったレミーは、そのわずか2日前に末期ガンを宣告されたばかりだったんだそうだ。勝手な想像だけど、レミーは自分の命が永くないコトはとっくに判っていたんだろうなと思う。死ぬまでラウドロック・アイコンで居続けたその勇姿に敬服するばかり。

このアルバムを録音している時も、きっとガンは彼の体を蝕んでいたと想像すると胸が痛い。でも聴いて欲しい、この音を。このアルバムを聴く度に、つまらないコトで心が折れそうになっている自分が恥ずかしくなる。だってタイトルは「Victory Or Die」だよ。詩の内容も、男らし過ぎて震える。

この歌はレミーからの問いかけだと思う。何を信じ何を成すのか?お前にその覚悟はあるのか?と。人は末期ガンに侵された体でも、こんなにも力強いメッセージを発するコトができるのか。いやそんな体だからこそ、だったんだろうか。わたしはレミー程には強く生きるコトができないかもしれない。わたしはレミーよりも、もっと人生を怖がっているかもしれない。ただ、レミーの音を聴いて少なくとも心を動かされた者として、彼のメッセージに対して真摯に応えなくてはならない、とそう思う。だから、苦しいコトがあった時は頭の中でつぶやくの「Victory Or Die」と。

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