駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Ruby Soho / RANCID 出逢い方の話

...And Out Come The Wolves (20th Anniversary Re-Issue)

わたしはHR/HMが大好きで、パンク・ロックも大好き。偉そうな話で恐縮してしまうけど、しかしわたしが「パンク・ロック・バンド」だと心の底から感じるコトができたバンドは、実はあまり多くない。思い浮かぶのはRAMONES、SEX PISTOLS、BAD RELIGION、THE BLUE HEARTSとかとか。あれ、結構出てくるな、まいいか。

そんな中において現存する数少ない希少種の1つがRANCID。正直カテゴリの捉え方は人それぞれだとは思う。例えばわたしは、パンクとハードコア・パンク、メロコア、は分けて考えているけど、それはあまり大きな意味はないと思っている。素晴らしい音楽はカテゴライズや時代や言葉とは無関係だと思うからだ。

RANCIDはどのアルバムも素敵で、でも一番好きで一番聴いたのは1995年発表の3rd「...And Out Come The Wolves 」だ。音楽というのは(芸術はなんでもそうかも知れない)、とにかく出会い方がかなり重要だと思う。楽曲本来の素晴らしさはカテゴライズや時代や言葉では変わらない。ただそのコトに気が付けるかどうかは個人の感性や知識に加えて、出会い方に大きく左右されるコトが少なくない。

そして多くの場合、10代の間にどんな音楽にどんな出会い方をしたかによって、後の音楽体験の方向性が決定されるような気がする。わたしは10代にTHE BLUE HEARTSを知った。そして彼らの解散した年にRANCIDを知った。そのきっかけがこの「...And Out Come The Wolves」だった。

THE BLUE HEARTSの解散は悲しかったけど、後期の彼らの作品には心躍る曲が少なくなってきていたのは自覚していたから複雑な想いでどうにか受け入れたその直後に、こんなに純度の高いパンク・ロックと出会うのだから人生捨てたものではない、と思った。

わたしにとって重要な出会いとなったRANCIDの楽曲は本当にどれも最高で、気分が落ち込んでどうしようもなくなったような時でも、聴けば必ず気持ちを持ち上げてくれる。そんなコトでくよくよすんな一緒に歌おうぜ元気出るかもしれないだろ、と励ましてくれる。

RANCIDは今でもアルバムを精力的に作り続けてくれているし、歳をとった彼らもまた違った味わいが滲み出ていて最高だと思う。ティムのしゃがれたブルージーな声は、おじいいちゃんになってもきっと素敵だと思うんだ。

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