駄目人間逹 の Wall Of Death

鬱患者の駄目人間が好きな音楽のコトをダラダラ綴るブログ

Still Of The Night / WHITESNAKE 捨て曲ナシの神話

白蛇の紋章~サーペンス・アルバス 30周年記念スーパー・デラックス・エディション(完全生産限定盤)(DVD付)

 WHITESNAKE。というかまあ、デイヴィッド・カヴァデールでいいかもしれない。通称デヴィカヴァね。HR/HM界隈に人々にはすっかりお馴染みというか、生けるレジェンドの一人として誰でも知っているレベルの有名人だと思う。世に登場したキッカケはかのDEEP PURPLEの三代目ヴォーカリストだから、最初っからスターだったのよ、この人。脱退後作った自分主導のバンドがこのWHITESNAKEなの。結成した当初はどちらかといえばブルーズ寄りのロックという雰囲気の楽曲をプレイするグループだったのだけど、この記事で紹介する1987年発表7thアルバム「WHITESNAKE」の三年前に発表の6th「Slide It In」から、ジョン・サイクスが加入したんだよね。つまりソコからグンとHR/HM寄りの音になった。ジョン・サイクスがもたらした功績は大きくて、7thアルバムにして世界的大ヒットを放つ。まあその後で、かなり面倒な揉め方で彼らは別れ別れになるんだけど、このアルバムは素晴らしいの一言。アルバム自体の完成度が完璧過ぎて、いわゆる捨て曲なしのスーパー・アルバムなんだ。

わたしも何度このアルバムを聴いたかわからないくらいに大好き。聴く時はアルバム1枚を続けて聴くコトが多いかな。何度も何度も聴いてきたから、曲順通りに流れてこないと気持ちが悪いんだよね。それくらいの中毒性があるのは確か。そういう意味では1曲だけを切り取っても本来の意味で魅力が伝わりきらないとは思う。更にややこしい話もあって、このアルバムは何度か曲順を変えて発表されたコトもあってどのバージョンが至高かという話題は人によってその価値観が違ってくるかもしれない。

今回紹介する「Still Of The Night」は、アメリカ盤では3曲目、ヨーロッパ盤では1曲目、に収録されている。初出はアメリカ盤なのだけど、わたしとしてはこの曲でアルバムがスタートするバージョンを実は一番気に入っている。ドラマチックでいいよね。デヴィカヴァの声も走ってて感じ。このアルバム、全曲のギターをジョン・サイクスが担当しているんだけど、PVに登場するギタリストは、別人で、エイドリアン・ヴァンデンヴァーグとヴィヴィアン・キャンベルという、有名人なんだ。まあ、レコード・セールスを勘案しての決定だったんだろうけど、やっぱり実際にレコーディングしたプレイヤーでツアー回ってほしいって、わたしなんかは思うのだけど。とにかくこのアルバムは売れまくったんだよね。ロック・シーンがキラキラしていた一番豪華だった時代に発表されて本当に良かったと思う。もしこれが1990年代に入ってからの発表だったら、ここまでの成功には繋がらなかった可能性もあるからね。作品のすばらしさは決して失われないとは思うけど、商業的成功を手に入れられるかどうかは時代性の影響が大きいというコトを、歴史が物語っている。

さてデヴィカヴァの話も出たコトだし、次はDEEP PURPLEあたりのレジェンド・バンドに話を移していこうかな。

TOP ▲