駄目人間逹 の Wall Of Death

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Battery / METALLICA まずはこの曲をレビューしたい

メタル・マスター(リマスター・デラックス)


Metallica - Battery (HD)

『メタル・マスター』(Master of Puppets)は、アメリカのヘヴィメタルバンド・メタリカの3作目のアルバム。前作に続き、ラーズ・ウルリッヒの故郷であるデンマーク・コペンハーゲンにあるスウィート・サイレンス・スタジオにて行われた。全米29位・全英41位を記録。彼らにとって初の全米トップ40入りを果たし、現在までに、アメリカだけでも600万枚以上の売り上げを記録している。また、ベーシストのクリフ・バートンが参加した最後のアルバムでもある。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』(大規模なアンケートによる選出)に於いて、167位にランクイン。発表から20年後の2006年、メタリカは本作をライヴで完全再現した。なお、「オライオン」がイントロも含めて完全な形で演奏されたのは、この時が初めてである。2006年8月のサマーソニックでも、同様の試みが行われ、大きな話題となった。2016年3月23日、アメリカ議会図書館が「文化的、歴史的、芸術的に重要な録音物を保存すること」を目的に2000年から毎年行っている『国家保存重要録音登録制度』の2016年度作品に本作が登録された。

メタル・マスター - Wikipedia

わたしは、このアルバムの一曲目に収録されている「Battery」という曲によってヘヴィ・メタルがなんであるのかを知った、と思う。それまでまったく知らなかったMETALLICAというバンドに対して、別段特別な思い入れや好奇心はなかった。たまたま、わたしの知人による気まぐれによってこのアルバムはわたしの手元にやってきた。

当時カセットテープというメディアにわざわざ収録時間いっぱいを使ってダビングされたその音源は、わたしのお腹を破壊しながら通り抜けていった。刃物でもなんでもない道具で、無理矢理力任せに貫通させようとして、むちゃくちゃに薙ぎ払っていったかのような破壊力だった。 

わたしはカセットテープを最後まで聴き終えた時に、何が起こったのかあまりピンときていなかった。あまりに巨大なインパクトに遭遇した時に人は、こういう状態になるんだろうなと後で想ったものだ。だってわたしが知っていた音ではなかったんだもの。歌い方も、コーラスも、ギターの刻み方も、ベースのうねり方も、ドラムのスピード感も、どれもそれまで聴いてきた音楽の延長線上ではなく、突如現れた未確認生物のようなインパクトがあった。

最初は不快な部分もあったような気がする。やたらに早い2ビートのリズムに気持ちがついていけなかったのだと思う。今聴くと、なんとも穏やかなリズムに聴こえてしまうけど、それは仕方ない。だって耳は慣れるもの。でも、ヒリヒリするような熱量を内包した、とんでもない爆発力を持った鈍器みたいな手触りは、まったく変わっていないと思うんだ。

若いリスナーにとっては、SLIPKNOTとかの方が速いしテクニカルだしブルータルだしクールなんじゃないか?って感じるのかもしれないけど、一度だけでいいから最初から最後まで聴いてみて欲しい。人生の時間を知らないアルバム一枚分に使ってみたっていいと思わない?そうして最後まで聴き終えたら、きっともう一度聴きたくなっているんじゃないかなと思うんだ。今何が起こったのか、確かめたくなるんじゃないかと思うんだ。

そんな疑問に答えるかのような形で、一曲目のBatteryが再び始まる。

抒情的なアコースティック・ギターのフレーズが幾重にも折り重なってドラマティックに気持ちを引っ張り上げていく。そして突然切り込んでくる、冷たくて硬いギターリフ。リズムが粒のビジュアルを獲得して目にも映るような気がしてくる。

わたしはこの曲でヘヴィ・メタルを知った。死ぬまで聴き続けると思う。

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